平成13年4月、徳之島町花徳に開設。
「特別養護老人ホーム南風園」「ケアハウスいこいの里」「デイサービスセンター南風園」の3つの事業所を併設しています。
窓から望む青い海と緑に囲まれた美しい環境で、生きがいを見つけ、笑顔で暮らせる毎日を提供。
医療法人南溟会 宮上病院と連携し、ヘルスケアへの万全なサポート体制を整えていますので、安心して過ごすことができます。
〒891-7425
鹿児島県大島郡徳之島町花徳620
TEL:0997-84-0811
FAX:0997-84-0875
施設長 松山憲久 挨拶
徳之島で福祉の仕事に就いて40年が過ぎました。
この40年の間に福祉制度と福祉制度に対する地域住民の意識は大きく変わりました。
特に老人福祉制度の大きな変遷は2000年から施行された介護保険制度の導入です。
これまでは高齢になった親の介護は家族介護が主流でした。
ところが少子高齢化、核家族化、高齢者世帯や独居世帯の増加という家族形態の変化で、家族介護だけではどうにもならない現状が、この制度導入のきっかけになりました。
高齢の親は徳之島に居たまま、介護者は島外というケースもよくあります。
「老後の親の介護は家族でどうにかしたい!」という家族の強い思いが伝わってきます。
半面、「どうすればいいんだ?」という複雑で不安な家族の心境も伝わってきます。
このような徳之島の現状と家族の思いに高齢者福祉サービス事業者としてどのように向き合っていけばいいのでしょうか。
年齢を重ねると高齢者世帯のみでの生活、独居、病気、要介護は避けることのできない現実です。
言い換えればこの現実は老化とともに誰にでも訪れる自然現象でもあるのです。
自然現象とはいえ、高齢者になり要介護状態になっても“最期まで自分らしく生きたい”は誰もが持っている欲求です。
この欲求にどのような形で応えていくのかが高齢者福祉サービス事業者の任務と思っています。
社会福祉法人奄美同仁会は高齢者のこの欲求に応えるために「入所サービス」「通所サービス」「訪問サービス」「住宅提供サービス」「相談支援サービス」そして医療との連携を密にして“最期まで自分らしく生きたい”という高齢者の強い思いを支援してまいりたいと思っております。